■柳が芽吹くとワカサギの産卵が始まる
初春の芦ノ湖湖畔に猫柳が目を吹く頃(3月)からワカサギが産卵を開始します。その後、湖の深い所や浅い所、いたるところで5月上旬まで産卵を続けます。
4月下旬から5月上旬にかけて親の役目を果たしたワカサギが岸辺を漂いながら死んでいきます。定食性の強いブラウントラウトやイワナなどがこれらのワカサギを盛んに捕食するようになり、この頃がミノーイングの最盛期となります。
水温の上昇とともに一気にワカサギが岸辺から姿を消す時があります。腹ぺコになったブラウンが高水温に耐えながら必死になって餌を探し回ります。1週間ほどこのような状況が続きますが、文字どうりこの時がミノーイングのゴールデンウイークといえるでしょう。桜の花びらが湖面に浮く頃に一瞬だけ起きる現象です。どうぞ、お見逃しのないように。

※岸辺の柳が目を吹くと産卵が始まる。

※コブシの花が咲き始めると産卵のピークを迎える。

※湖面に散った桜の花びらが完全に消える頃に産卵を終える。


こうしてワカサギの親魚も岸辺から姿を消していきます。
このように湖の生態を岸辺の自然の移り変わりと共に体で覚えていくような釣の楽しみ方をしたいものです。
中禅寺湖ではヤシオツツジやモンカゲロウ、ハルゼミの発生が目安になり、鮎釣では栗の花の匂いや田んぼの稲の成長と同じ勢いで鮎の成長度を計ることができます。
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